家畜繁殖研究會誌
Print ISSN : 0453-0551
Prostaglandin Fによるウマの性周期同期化試験
三宅 勝佐藤 邦忠吉川 友喜土田 武夫長瀬 菊夫
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1976 年 21 巻 4 号 p. 154-159

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抄録
1974年のウマの繁殖季節中に,主としてブルトン種,ペルシュロン種のウマ17頭を対象とし,排卵後3~11日目に,PGFTHAM塩4~5mgを1回筋注し,性周期の同期化試験を行った結果,つぎの結論を得た。
1.17頭中14頭(82.3%)は注射後2~5日目に発情が発現し,平均10日後に排卵が見られた。
2.PGFによる誘起発情時に,受胎能力の良い種雄馬と交配された10頭中6頭(60%)が受胎した。
3.5頭のウマの血中黄体ホルモソをRIA法により測定した結果,4頭ではPGF筋注により急激に低下,3日目には全例1.0 ng/ml以下となり,発情はこの前後に発現した。
4.PGFで発情が誘起された14頭では,一過性に発汗,腸蠕動の充進などが認められたが,無効の3頭ではこのような副作用は全く見られなかつた。
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© 日本繁殖生物学会
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