家畜繁殖研究會誌
Print ISSN : 0453-0551
雌ラットの性成熟到来に関する研究 PMS注射による幼若ラットのLH分泌に及ぼすクロミヘンの影響
梅津 元昭橋爪 一善正木 淳二
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1976 年 22 巻 3 号 p. 95-98

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抄録

幼若雌ラットに3IUのPMSおよびPMS注射後6時間にクロミヘンを投与し,両群の排卵に至るまでの卵巣,子宮重量および血中LHの変化を比較して次の結果を得た。
1.クロミヘン処理ラットでは,排卵が24時間遅れてみられたが,排卵数では差がなかった。
2.クロミヘン処理ラットでは,PMS注射48時間以後,子宮重量の増加が抑制された。
3.PMS処理ラットではLHの放出はPMS注射後55~57時間にみられたが,クロミヘン処理ラットでは24時間遅れて78,79時間にみられた。

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© 日本繁殖生物学会
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