家畜繁殖研究會誌
Print ISSN : 0453-0551
輸卵管の卵白分泌についてI.卵黄通過時における分泌
大島 正尚野崎 博
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1960 年 5 巻 4 号 p. 124-126

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抄録

輸卵管の卵白分泌部を卵が通過するとき,卵白分泌部の単位組織量あたり,46%の窒素の減少が見られる。その差を卵白分泌部について計算すると,平均して鶏卵の卵白の窒素の88%となつた。
鶏卵の卵白の蛋白質の大部分(約90%)は卵白分泌部にすでに分泌されていて,卵が下降する間に附着されるもので,通過時に分泌され附着されるものは小部分にすぎない。

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© 日本繁殖生物学会
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