家畜繁殖研究會誌
Print ISSN : 0453-0551
ラットの排卵に及ぼす強制離乳と再哺乳の影響
豊田 裕
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1964 年 9 巻 4 号 p. 120-122

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抄録
排卵に及ぼす哺乳の影響を知る目的で,強制離乳時の排卵およびそれに対する再哺乳の影響について検討した。
6匹の乳仔を哺乳中のラットを分娩後10日で離乳すると, 3~5日後に排卵が起こり,膣垢像は発情期像を呈した。
離乳後24または48時間から再哺乳を行うと,哺乳再開日またはその翌日に発情前期像を示した動物では排卵は抑制されず,哺乳再開翌日も休止期像を呈したものは排卵が抑制された。
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© 日本繁殖生物学会
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