環境技術
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循環曝気法による浄化槽汚泥の処理について
広辺 精一辻 幸男渡辺 辰雄大原 勇
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1982 年 11 巻 12 号 p. 871-876

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抄録

1.目的
浄化槽汚泥専用処理施設の処理結果を報告したもので, 施設規模は30kl/日, 実際処理量は月間平均25.8kl/日であった.
処理方法は, ロータリースクリンによる除渣, および遠心分離機による固液分離液を循環曝気法と接触酸化法による生物酸化を行った.BOD除去過程で生成される亜硝酸の生物還元を行わせる目的で, 亜硝酸除去槽を設けた.生物処理後, 凝集沈殿処理を行った.
2.成果
生物処理水は1.59倍の希釈倍率でBOD9.5ppm, COD33.8ppmであった.凝集沈殿処理水はSS3.6ppm, BOD2.8ppm, COD15.9ppm, 色度58度であった.

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