環境技術
Online ISSN : 1882-8590
Print ISSN : 0388-9459
ISSN-L : 0388-9459
都市ごみ焼却残渣の熱灼減量に関する考察
浦辺 真郎寺島 泰
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 11 巻 8 号 p. 549-556

詳細
抄録

都市ごみ焼却残渣の熱灼減量は, 焼却炉の機能判定上重要であるが, 本報では残渣中の炭素, 水素, 窒素量や重金属含有量, さらには溶出実験によるそれら物質の溶出量といった観点から, 残渣の熱灼減量の意義等について検討を加えた.その結果, 都市ごみ焼却残渣 (大型の不燃分を除く) の熱灼減量 (600℃, 3時間) は, 有機物の重金属の溶出量や操炉上等の観点から, 約5%程度が妥当と考えられる.

著者関連情報
© 環境技術学会
前の記事 次の記事
feedback
Top