環境技術
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自然との調和ある開発
―資源利用, 消費パターン及び技術的選択―
シモニス U.E.
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1984 年 13 巻 6 号 p. 450-455

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抄録

世界中で, 多くの生態系の環境容量が酷使されています.そして, それが時には, 取り返しのつかない環境破壊につながっていきます.かなりゆっくりとした経済成長においてさえ, 汚染は増加していくでしょう.開発と環境との間のコンフリクトを解決するために, 社会は浪費をなくし, より省資源の様相へと転換していかなければなりません.
その目的は, 新しい相利共生へ到達することでしょう.すなわち, 再生可能資源を最も効率的に利用し, 限りある天然資源の消耗を中止することであります.次に成さねばならないことは, 自然環境に調和すると同時に開発をすすめるような方法を見きわめることです.消費パターンの調整, 資源のより良い利用を促進すること, そしてより慎重な技術選択をすること, これらが, 環境と開発の間の, より良いバランスを達成するための方法であります.
環境面において健全な開発のための戦略は, 工業化された国々において, もうずっと懸案になっており, また, 世界的見地から考察されなければなりません.

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