Bacillus属細菌HR 6株を用いた生ごみ処理
1995 年 24 巻 9 号 p. 513-516
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1995 年 24 巻 9 号 p. 513-516
新規に単離されたBacillus属細菌HR6株を用いて, 食品廃棄物の分解実験を行った.本菌をオカラ350gと混合し30℃で24時間培養した結果, 脂質の減少はなかったものの, 蛋白質, 炭水化物, 灰分は, それぞれ6, 19, 10%減少した.水分量も8%減少した.オカラの分解にともない熱の発生が認められた.30Kgのオカラを本菌で分解させると, 培養9時間後に発酵熱は70℃をこえた.18時間経過すると, 温度は57℃一定となった.オカラ重量の減少は, 回収された水分量の増加と良く対応していた.分解開始から24時間後, 30Kgのオカラは8.5Kgにまで減少した.
