水質総量規制は, 昭和53年より閉鎖性水域における化学的酸素要求量 (COD) を指標とした汚濁負荷量の削減を目的に実施されている.
現在, 平成12年度を初年度とする第5次水質総量規制が実施され, CODの環境基準と, 閉鎖性海域の全窒素・全りんの環境基準を達成するべく, 平成13年12月に総量削減基本方針が策定されている.第5次水質総量規制での全窒素・全りん測定においては自動測定装置による測定が必要となり, 様々な事業場排出水に適応できる全窒素・全りん自動測定装置が求められている.
当社新製品の全窒素・全りん自動測定装置WPA-58は, 第5次水質総量規制対応装置で, 旧タイプのWPA-31から低価格化, 測定精度, メンテナンス性等の点を改善して設計・開発したものである.
以下にWPA-58の構造や特徴を紹介する。