日本放射線影響学会大会講演要旨集
日本放射線影響学会第51回大会
セッションID: W7
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医療放射線と放射線教育
医療放射線と放射線教育
*續 輝久*甲斐 倫明
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抄録
放射線影響研究の目的のひとつは、自然放射線および人工放射線による被曝影響を科学し、防護に関する情報基盤の構築にある。後者における最も大きな源は医療被曝である。放射線医療機器の進歩により、1撮像あたりの被曝量は大きく低下しているものの、これらの機器や医療技術の普及は診断率の向上の点で恩恵をもたらす一方、国民全体では放射線被曝の増大に寄与することになっている。日本放射線影響学会では主に生物学的基盤に立って放射線影響研究に取り組んできた歴史があり、昨年度は医学関連教育に関わる教科書も作成した。本WSでは第一に放射線医療の現状を知り、その利用と防護の視点で、影響学会としてこれからの放射線教育のあり方について考える。
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© 2008 日本放射線影響学会
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