日本ロボット学会誌
Online ISSN : 1884-7145
Print ISSN : 0289-1824
ISSN-L : 0289-1824
マニピュレータの障害物回避動作計画を考慮した凸多面体間の干渉チェック法
湯浅 秀男伊藤 正美
著者情報
ジャーナル フリー

1987 年 5 巻 4 号 p. 291-296

詳細
抄録
マニピュレータの障害物回避動作を決定するためには, マニピュレータ・リンクと障害物との干渉チェックをする必要がある.これまでは, 主にいろいろな制約を設けてチェックを容易にしてきたが, 本稿はなるべく一般的で, かつ計算の単純な干渉チェック法を提案する.マニピュレータ・リンク及び障害物は, 凸多面体またはその組合せで表現し, それらの面と頂点の位置関係のみを用いて, 干渉するための必要十分条件を比較的単純な関数を用いて表す.
さらにこの関数は, Denavit等の表記法を用いれば, 容易に関節変数ベクトルの関数となり, 干渉チェックが関節空間でできるため, マニピュレータの障害物回避動作計画に適用できる.
著者関連情報
© 社団法人 日本ロボット学会
前の記事 次の記事
feedback
Top