自動車技術会論文集
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研究論文
燃料によるHCCIエンジンの運転性能改善に関する研究(第2報)
-CO排出ガス計測とガソリン基材を用いた二段階高温酸化反応燃焼の実現-
柴田 元漆原 友則
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2009 年 40 巻 6 号 p. 1533-1538

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抄録
トルエンとノルマルヘプタンを混合した燃料はそれぞれの炭化水素が異なる着火温度で高温酸化反応を起こしHCCIエンジンの高負荷運転を可能とする。本報では2段目の燃焼がCOの酸化によるものではないことを排出ガスデータから示し、二段階高温酸化反応が製油所のガソリン基材を用いた燃料で実現できることを報告する。
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© 2009 公益社団法人 自動車技術会
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