自動車技術会論文集
Online ISSN : 1883-0811
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研究論文
エンジン実働時のピストン摩擦解析
― シリンダボアクロスハッチ角度がピストンリング摩擦に及ぼす影響 ―
三田 修三長倉 弘幸勝見 則和堀田 滋川合 清行村上 元一
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2014 年 45 巻 5 号 p. 799-804

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抄録
シリンダボアのクロスハッチ形状を考慮した潤滑モデルを開発し,ピストンリング列-シリンダボア間の摩擦特性予測に適用した.クロスハッチ角の縮小(30°→10°)に伴い,油膜形成が促進されて摩擦平均有効圧が1kPa 以上低減できることを予測し,実部品を用いたラボ計測および浮動ライナ法での実動時測定により効果を確認した.
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© 2014 公益社団法人 自動車技術会
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