2006 年 2006 巻 SWO-014 号 p. 06-
Semantic Webが提唱された時期から,Web2.0という言葉が盛んに聞かれるようになった近年に至るまで,オントロジーを利用したシステムが多く見られるようになった.しかし,そこで利用される「オントロジー」の意味合いやオントロジーの利用形態は多種多様に渡っており,一般の利用者からはその実態がつかみきれていないように思われる.本論文では,オントロジー工学に携わる研究者の立場からオントロジーの様々な利用形態を考察すると共に,その開発事例と合わせてオントロジーの応用研究の展望について議論する.