2010 年 2010 巻 SKL-08 号 p. 02-
キーボードは情報入力機器としての重要性にもかかわらず,その修得に関する研究は少ない.我々は1979年に,タイプ練習の過程の分析からその簡単な認知モデルを作り,それに基づいて練習ソフトウェアを作り,商品化も成された.この研究を発展させて開発した,変換をしない日本語入力システムも商品化され,習在に至るまで使い続けられている.変換の認知モデルから,その不合理性を示すことで,日本人のキーボード利用について批判し,スキル獲得の効率と関連して改善の方向性を示す