人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
マルチエージェントプランニングにおける協調形態の変更メカニズムの検討
布施 太章篠田 孝祐諏訪 博彦栗原 聡
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2014 年 2014 巻 DOCMAS-006 号 p. 04-

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抄録

近年,一般家庭やオフィス等の日常生活環境に対するアンビエントシステムの構築に関 する研究が注目されている.一般的に日常生活拠点では複数人が生活しており,その各個人の行動を 円滑にサポートするインタラクションを自律的に実行することがアンビエントシステムの目的であ る.そのためには,生活拠点に設置された有限のインタラクティブデバイスを適切に操作できる能力 が要求される.我々は,このアンビエントシステムを,各人ごとにインタラクティブデバイス制御の ためのプランニングを行うエージェントが,お互いに協調競合することでシステム全体を制御する 「マルチエージェントプランニング系」に基づいて構築することを目指す.本研究では,ここでのマ ルチエージェントプランニングにおける中心的課題である,エージェント自体の能力や負荷,そして プラン実行における複数エージェントによる共同作業など,状況に応じて協調プランニング形態を動 的に変化できるメカニズムについて検討する.

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© 2014 著作者
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