2014 年 2014 巻 KST-21 号 p. 04-
技術・技能伝承を,作業者に対する行動センシングからの行動分析によって検討するという多くの試みがある.行動分析から特徴的な行動パターンを抽出し,作業内容,作業者の熟練度,行動パターンを結びつけるというものである.しかしながら,この際に作業負荷が考慮されることは少ない.伝承すべき技術・技能であっても作業者に過大な負荷をかけるようなものは好ましいものではない.このため,作業負荷算出法が必要と考えられるが,行動センシングからの負荷算出法は模索の段階にある.そこで,本研究では作業負荷算出手法の確立のために必要となる要素技術の確立を試みる.