2019 年 2019 巻 AGI-013 号 p. 01-
現在のディープラーニングなどのAIシステムは、予め膨大なデータを使って学習するものが一般的である。しかし人間や生物の赤ちゃんは、予め膨大なデータを学習してからのみ動く訳ではない。また事前に学習が必要なシステムは、お決まりの答えしか出せない。然し、人間や生物は状況に応じて、柔軟な対応ができている。そこで逐次に事象を学習し、事象の価値を評価し、有意性を見出した場合には、新たな行動を起こし、問題の発見、解決、発案や強化学習などを行うことを可能とする方式を考案した。また人間の感性をモデルとして、多様な情報に対し、同様な評価を可能とする方式を考案した。