2021 年 2021 巻 SWO-055 号 p. 02-
近年,Embodied AIなどの現実世界や3D環境との相互作用を通じて学習を行い,仮想ロボットを用いて3D環境で様々なタスクを行うことができるシステムの研究が行われている.しかし,これらにはユーザに対する質問や要求に答えるだけで対話が途切れてしまう一方向のタスクが多い.本研究では3Dの家庭環境オントロジーと常識推論を用いて,仮想ロボットがユーザと双方向なやりとりしながら案内場所を推論し,家を案内することが可能なタスク指向対話型システムを開発することを目的とする.