人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
データの多段的な利活用に向けた来歴および品質情報に関するメタデータ整備手法の検証
松澤 有三高橋 陽一
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2025 年 2024 巻 SWO-064 号 p. 01-

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抄録

データの多段的な利活用においては、アカウンタビリティや検証可能性の観点で、その来歴情報や品質情報をメタデータとして整備し、データと併せて流通させる必要がある。品質の観点では、データが標準に準拠していることが望ましいが、単に「準拠している」という事実に加えて、その信頼性の評価や経緯・根拠の記録が課題となる。また、多段的に利用されるデータがその来歴と繋がるためには、DOI のように派生元を一意に識別する仕組みが欠かせないが、データセット集合の一部を利用している場合など、どのような粒度や仕組みで参照させるかという課題が残る。本研究では、DCAT / prov-o / DQV を用いて来歴および品質情報を記録する試行検証を行うことで、その実現可能性を確認し併せて今後の課題を抽出した。

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© 2025 著作者
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