2025 年 2024 巻 SWO-064 号 p. 04-
本研究では、日本各地の餅文化を可視化し、地域と郷土料理の関係を深く理解するためのWebマップ「もちマップ」を開発してきた。しかし、これまでのシステムでは餅の構成要素や製法、文化的背景といった詳細情報の体系化が不十分であり、餅文化の多様性を包括的に捉えるためのオントロジーが未完成であった。そこで、本研究は特定の餅の詳細なオントロジーの基礎構築に主眼を置き、材料、製法、用途、地域性、歴史的背景といった要素を整理し、それらの関係性を体系化することを目指した。今後の「もちマップ」への統合を目指している。