主催: 人工知能学会
会議名: 第103回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 103
開催地: 早稲田大学 40号館 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター
開催日: 2025/03/20 - 2025/03/22
p. 102-107
本研究では,先行発話に続く笑い声の出現頻度と音響的特徴を先行発話の対話行為ごとに分析し,どのような行為の後にどのような音響特性を持つ笑い声が出現するかを明らかにする.これにより対話中の笑い声を発生させるタイミングを同定し,対話の流れに適切な音響特性を持つ笑い声を生成することを目指す.笑い声は,先行発話の話者が笑う話し手条件と,異なる話者が笑う聞き手条件に分類した.カイ二乗検定を用いて笑い声が後続する発話と後続しない発話の対話行為の出現頻度を分析した結果,先行発話の話者が笑う場合の対話行為は情報提供またはフィードバック反復が多いことが分かった.また,笑い声の音響的特徴量を抽出し,話し手/聞き手条件と4分類の対話行為を要因とした二元配置分散分析を行った結果,先行発話の対話行為が社会的付き合い管理系であるとjitterの低い笑い声が発声されることが分かった.