主催: 人工知能学会
会議名: 第105回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 105
開催地: 東京科学大学大岡山キャンパス 蔵前記念会館 くらまえホール
開催日: 2025/11/10 - 2025/11/11
p. 144-149
人間同士の対話において相手への配慮は不可欠であり、同様の期待が対話システムにもますます求められるようになっている。本研究では、ライブコンペ7のシチュエーショントラックでは「相手からの愚痴を聞きながら決断を後押しする」というシチュエーションにおいて複数の人との対話を行うことにより15の対話システムの評価とその結果の分析を行った。参加したシステムは、対話を明確な段階に構造化する、対人関係をモデル化する、認知行動療法の技法を取り入れるといった多様な戦略を実装していた。分析の結果、これらのアプローチが、共感性や整合性の向上に寄与していることが明らかになり、また、社会的に繊細なシチュエーションにおける対話戦略の重要性が浮き彫りになった。