主催: 人工知能学会
会議名: 第105回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 105
開催地: 東京科学大学大岡山キャンパス 蔵前記念会館 くらまえホール
開催日: 2025/11/10 - 2025/11/11
p. 158-162
人とロボットが対話を通じて関係を構築する際、ユーザープライバシーの扱いをどのように制御するかは重要な課題である。 特に、ロボットが他者に共有するユーザー情報を適切に判断できるかどうかは、ラポール形成に深く関わる。 そこで、我々は他者のプライバシーにおける情報開示度の異なった対話ロボットを設計し、ユーザー体験にどのような影響があるかを検討する。 本研究では、プライバシーに全く配慮をしない「おせっかい型」と、自己開示尺度の深い他者の話題は開示しない「配慮型」の対話ロボットを設計した。 これら2つを用い、ユーザーのロボットに対する信頼感や自己開示欲などの影響を比較し、ラポール形成とプライバシーの扱いにどのような関係性があるかを明らかにする。