人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
105回 (2025/11)
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対話ロボットにおける他者プライバシー開示度がラポール形成に与える影響の予備的検討
木村 洋太白松 俊長澤 史記
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会議録・要旨集 認証あり

p. 158-162

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抄録

人とロボットが対話を通じて関係を構築する際、ユーザープライバシーの扱いをどのように制御するかは重要な課題である。 特に、ロボットが他者に共有するユーザー情報を適切に判断できるかどうかは、ラポール形成に深く関わる。 そこで、我々は他者のプライバシーにおける情報開示度の異なった対話ロボットを設計し、ユーザー体験にどのような影響があるかを検討する。 本研究では、プライバシーに全く配慮をしない「おせっかい型」と、自己開示尺度の深い他者の話題は開示しない「配慮型」の対話ロボットを設計した。 これら2つを用い、ユーザーのロボットに対する信頼感や自己開示欲などの影響を比較し、ラポール形成とプライバシーの扱いにどのような関係性があるかを明らかにする。

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