人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
105回 (2025/11)
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対話ライブコンペ7タスクトラックから得られた知見と今後の展開
佐藤 志貴岩田 伸治邊土名 朝飛佐々木 裕多山崎 天守屋 彰二大萩 雅也菊池 浩史楊 潔斉 志揚児玉 貴志李 晃伸小室 允人西川 寛之牧野 遼作港 隆史境 くりま船山 智船越 孝太郎宇佐美 まゆみ稲葉 通将高橋 哲朗東中 竜一郎
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会議録・要旨集 認証あり

p. 163-168

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抄録

本稿は,対話システムライブコンペティション7(DSLC7)タスクトラックの開催を通して収集した対話コーパスの分析に基づき,タスクを遂行可能なマルチモーダルタスク指向対話システムの構築のための知見を提示・議論する.DSLC7のタスクトラックでは,対話システムが旅行代理店の窓口販売員として,ユーザーの2つの旅行目的に合致する観光地を提案する「観光地選定タスク」を設定した.本トラックの予選に出場した9チームの対話システムと人間の間の日本語音声・映像対話257本と各対話に対する人間による主観評価値,さらにシステムの挙動に関する自由記述を収集したうえで,自由記述での言及が多かった観点と主観評価値との相関を調査した.調査結果に基づいてタスク達成や対話満足度の向上のための知見や対話システムの現状の到達点について考察したうえで,今後のコンペティションの展望についても議論する.

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