主催: 人工知能学会
会議名: 第106回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 106
開催地: 早稲田大学 早稲田キャンパス8号館B107
開催日: 2026/03/03 - 2026/03/04
p. 165-170
LLMの進展により対話システムの応答精度の向上も著しいが,誤情報を含む発話や常識の欠如した応答など,システムがユーザを混乱させる発話をする対話破綻の問題が未だに生じている.対話破綻は対話システムへの印象を低下させる恐れがあるため,対話の流れを適切に修復する必要があるが,種々の破綻に対応可能な修復手法は存在しない.本研究では,様々な種類の対話破綻事例を作成し,破綻した後にシステムが発話すべき修復文に関するデータをクラウドワーカーから収集した.具体的には,ワーカーに対して対話破綻が生じた破綻事例を提示し,システムがどのように修復発話を行うべきかを回答してもらった.そして,収集したコーパスを用いてLLMをFine-tuningすることで,既存モデルより高精度で修復発話を生成できることを示した.