抄録
ロータリ耕うんにおいて,土の投てき性はその性能を評価するため極めて重要であり,耕うんづめの形状と密接な関係にある。土の投てき性を理論的に把握できれば,耕うんづめの設計に非常に有効となる。耕うん時,土からの反力で耕うんづめは変形すると考えられるので,この変形を考慮した土の投てき性の評価が必要である。耕うん時の耕うんづめの変形現象を直接観察することは難しいため,耕うん時に耕うんづめに作用する力を応力・変形解析ソフトウェアによるシミュレーションで検討した。解析結果より,耕うんづめの変形は力の向きによって異なり,耕うんづめのすくい面に垂直な方向から力が作用した場合,耕うんづめ先端で最大約2.9mm変位することが示された。