農業機械学会誌
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研究論文
ハイパースペクトルセンシングによるチャの収量と品質判定
柳 讚錫村主 勝彦梅田 幹雄
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2010 年 72 巻 1 号 p. 46-53

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抄録
グランドベースハイパースペクトルリモートセンシングを用いて,一番茶期と二番茶期の地上部データをPLS回帰分析によって推定し,各モデルの回帰係数の比較と分析を行った。チャは成長とともに収量に関係する芽数,乾物重,百芽重と,窒素保有量が増加し,品質に関係する窒素濃度が減少した。地上部データのうち変動幅が大きい芽数,乾物重,百芽重,窒素保有量は,一番茶と二番茶を別々としたモデルの精度が良かった。地上部データのうち変動幅が狭い窒素濃度は,一番茶と二番茶のデータを合わせることによって,推定モデルの精度(R=0.759,RMSEP=0.270%)が良くなり窒素保有量への影響も大きくなった。
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© 2010 農業機械学会
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