抄録
本研究では長ネギの内部品質指標として可溶性固形分濃度(Brix値)を用いて,個体内,個体間および産地間のバラツキを調査するとともに,それぞれの産地においてBrix値が栽培時期によってどのように変動するのかを調査した。その結果,個体内では葉鞘部におけるBrix値は根部に近い部分が最も高く,葉身部に近づくにつれて減少する傾向があった。この個体内のBrix値のバラツキは根元からの距離を変数とするべき乗関数で精度良く近似可能であることがわかった。また,この関数の係数は産地によって大きく異なり,また収穫時期によっても大きく変動することがわかった。よって,この係数はブランド化のための内部品質管理に利用できると思われる。