農業機械学会誌
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技術論文
自脱コンバイン搭載型反射式近赤外分光タンパク計の開発
日高 靖之栗原 英治林 和信野田 崇啓西村 洋杉山 隆夫村松 健吾指田 邦夫
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2010 年 72 巻 6 号 p. 570-577

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抄録
自脱コンバインに搭載可能な近赤外分光法によるタンパク計を開発した。本タンパク計は,1)振動や粉塵の多い条件下で利用すること,2)流動性の悪い高水分の生籾を対象とすること,3)籾殻により測定に必要な光量が不足する条件で測定することを考慮し,一般的に用いられている透過式でなく反射式を採用した。光源はタングステンハロゲンランプとし,試料面に均一な光が当たるように拡散筒をとりつけた。検出部は回折格子による後分光により740~1140nmのスペクトル測定を行い,室内試験で作成した検量線により玄米タンパク値を計算し表示する。コンバインの振動を考慮してサンプル取り入れ口は広くし,自然落下で穀物を充填し,底面の反射光を測定した。検量線の精度は相関係数(r)=0.87, Full Cross Validationの標準誤差(SECV)=0.47%であった。本装置を収量モニタリング機能付きコンバインに取付けてほ場試験を行った結果,収穫しながら玄米タンパク含量,収量,水分を測定・表示することが可能で,この時の玄米タンパク含量の測定精度はr=0.65,予測標準誤差(SEP)=0.22%であった。ほ場のタンパク含量のばらつきが狭かったため予測標準誤差が小さくなったが,室内試験の結果からSEP=0.5%程度と推測された。
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© 2010 農業機械学会
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