1976 年 38 巻 2 号 p. 217-224
クロロフィルを含む大多数の果実・野菜について, その熟度評価や選別作業を, 非破壊のまま, 的確, 迅速 (全数検査) に行なう手段として, Delayed light emission (遅延発光) を利用することができる。果菜類の中で重要な地位を占めるトマトを対象として, そのDLE特性を明らかにし, 熟度評価や選別作業を機械化・自動化する上に有用な基増礎的データを提供した。また, この手法が他の光学的手法 (透過・反射法) と異なる特徴を述べた。