1978 年 40 巻 1 号 p. 41-46
掘取機における選別機構開発のための基礎実験としてラジオアイソトープ (RI) の利用による選別について検討した。線源137Csを格納したγ線密度計によって, 厚さ既知に成形した土塊, 石および作物体としてジャガイモの計数率を静止状態で測定した。そしてこれらを鉄板の厚さにおきかえた較正直線を得, 選別可能範囲を知った。さらにON-OFF機構をもつ, 選別用電気回路部とコンベアを試作して得られた較正直線による選別可能範囲とほぼ一致することを確認した。