農業機械学会誌
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散粒パイプに関する研究 (第1報)
パイプ内風速と粒剤の吐出状態について
寺田 優中村 喜彰川村 登
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1986 年 48 巻 3-4 号 p. 317-322

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抄録
2次空気を利用してパイプ風速を制御する散粒パイプを試作し, 散粒実験を行った。その結果, CV≦19.8%のかなり均一な散布ができた。
粒剤を均一に散布するためには16個の散粒孔ごとに適切なパイプ内風速が存在する。このパイプ内風速を目標にして2次空気を注入すると, かなり均一な粒剤の散布ができた。この場合, 各散粒孔の吐出粒数とその分布は正現分布で近似でき, 吐出粒数の変動は97粒/分であった。
この変動は平均吐出粒数1,520粒/分の6.4%という小さな値になり, 16個の散粒孔における吐出粒数はかなり安定していた。
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