抄録
未利用資源の有効利用を考え, 精米加工プロセスで副産物として発生する糠を選び, こめ油の精製に必要なエネルギ評価を行った。エネルギ解析の方法として, こめ油精製工場現場の必要エネルギを聞き取り調査し, この値を目標に実験を行い, かつ実験装置でのエネルギをパーソナルコンピュータを用いて計測し, 評価した。
実験の結果, 原油1トンを精製するのに必要なエネルギは3944MJであった。精製油の回収率は53.66%であったので, 精製油1トンを得るのに7350MJのエネルギを必要とした。精製工場現場では原油1トン当りのエネルギ消費量は3152MJで, 回収率は70%であった。規模の違い, 省エネ対策, 回収率の違いから考えて妥当な値と思われた。