施設内における自動苗生産システムの開発のため, ロボット及び作業装置の試作を行っている。高品質苗を生産するためには, 苗肥培管理過程で種々の処理を行う必要があり, 本報では苗接触刺激, 欠株・不良苗検知・除去及び苗トッピング作業装置について検討した。欠株や過小苗の検知・除去では, 光ファイバセンサと吸引装置が順次これらの個所を検知し, 除去する。苗の接触刺激では, 植物体を撫でることでエチレンを生起させ苗をコンパクトで堅くかつ均一に仕上げる。移植苗の剪葉では, ロボット前部に装着された電動往復モアが圃場移植前に生育を揃えるためセルリ苗の上部を切り取る。