農業機械学会誌
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自動苗生産システムの開発
ハンドリング装置及びシステムの評価
坂上 修
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1995 年 57 巻 3 号 p. 111-119

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抄録

ロボット及び作業装置による自動苗生産システムを確立するため, すでにロボット本体と横移動, 土詰め・播種, 良均質苗育成, 肥培管理技術について報告した。本研究では, 新たにハンドリング作業の自動化を目的として, トレイ配置, 移動, 積み込みにかかわる作業装置の開発及びロボットシステムの評価について考察した。ハンドリング装置はトレイを連続的に苗床に並べたり, 移動させたり, 移植または出荷のためパレットに積み込み, 集める方式である。上下及び水平動を行う2組のリニヤヘッドを使ってトレイのハンドリングを行う。またシステムの評価では, ロボット開発経費, 処理能力, 利用方法及び今後の課題等について検討を加えた。

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