本研究では, 研削精米工程において米粒に加えられる必要動力や消費エネルギについて検討した。測定では, 醸造用小型精米機を用いて研削砥石の回転数を (800, 1,000, 1,200, 1,400, 1,600rpm) と変化させることにより, 各々の条件における精米時間と歩留り, 精米動力, 精米エネルギを求めた。その結果, 精米動力は, 回転数一定の条件のもとで精米時間とともに減少した。更に, 測定結果より, 以下の予測モデルを提案した。
精米動力予測モデル:
P=a/1+b・exp(k2t)
精米エネルギ予測モデル:
E=1/k1ln[1+b/1+b・exp(k2t)]+k2/k1・t