ウリ科野菜用半自動型接ぎ木装置を対象とした自動給苗装置開発のために, 同装置に組み込む台木の子葉方向揃え機構について検討した。レーザセンサを用いた非接触方式, 固定平板をガイドとした接触方式及び両方式を組み合わせた子葉方向揃え試験装置をそれぞれ試作し, 台木用カボチャを供試して精度試験を行った。その結果, 非接触方式または接触方式単独では, 第1報で明らかにした子葉方向揃え機構の必要精度 (所定の方向に対して±35°以内) を満たすことは困難と判断されたが, 両方式を組み合わせて2段階の処理を行うことにより, 子葉展開方向を目標方向に対して±30°以内とすることができた。