繊維高分子材料研究所
筑波大学臨床医学系外科
1983 年 12 巻 1 号 p. 170-173
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市販のダクロン製人工血管をグロー放電により, コラーゲンまたはコラーゲン・コンドロイチン硫酸複合体で表面を修飾し, 犬の静脈に置換した。この処理により, 生体適合性と抗血栓性が向上することが分った。特にコラーゲン・コンドロイチン硫酸複合体を用いた場合に顕著であった。人工血管表面のフィブリン形成や血小板の粘着も抑制された。生体内の血管表面構造に似せて, 材料の表面を修飾すると生体適合性が向上することが示唆される。
日本人工臓器学会雑誌
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