抄録
Double filtration法の2次膜として開発されたEVAL-2Aおよび4Aについて, 各種涙過法によるin vitro試験を行ない, その基礎特性の検討を行なった。EVAL膜は, 血漿の濾過量や濾過圧によらず安定でほゞ一定のSievingと, 各溶質間の安定な分離性を示した。血漿の総濾過量は濾過法により異なり, 特にPartial Discard法の場合, ドレイン流速により大巾に異なった。血漿の濾過速度は濾過法や濾過条件によらず, 中空糸内のバルクのタンパク濃度により規定され, ゲル濃度~30g/dlが得られた。EVAL膜の場合, Partial Discard法が好ましく, EVA-4AはアルブミンとIgM, HDLとLDL等の分離, 2Aはアルブミンとグロブリンの分離等に適している。