人工臓器
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免疫複合体吸着材IMPの直接血液灌流
飯塚 一郎山崎 善弥金井 福栄平石 守和田 達雄高浜 龍彦藤森 義蔵浅野 献一市川 公夫市川 久志井上 昇山脇 直邦稲垣 健二津田 信明
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1984 年 13 巻 2 号 p. 993-996

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抄録
IMPは, 新たに開発された, 物理化学的アフィニティタイプの免疫複合体吸着材で, すぐれた特異的吸着能を有し, リウマチ系疾患の治療に期待されているものである。現在の所, 実際の使用は, 血漿灌流の形で行なわれている。今回の実験では, 犬を用い, IMPの直接血液灌流を試行し, その実施可能性と, 円滑な灌流を行う条件について検討した。
吸着材カラムによる抵抗, 吸着材粒子への血小板付着の状況の点等から, 次の結果を得た。1. 通常のヘパリン化のみでも, 直接血液灌流は可能であったが, 円滑に実施するためには, 開始時の血流速度を緩徐として, 短時間warm-upを行う必要があった。2. プロスタグランディン製剤PGI2の使用により, 吸着材粒子への血球付着がよく抑えられ, 直接血液灌流の実施がより円滑となった。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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