人工臓器
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免疫吸着材(IM-P)の基礎的ならびに臨床的研究
山崎 善称飯塚 一郎金井 福栄平石 守和田 達雄高浜 龍彦藤森 義蔵浅野 献一荻田 忠厚宮本 昭正高橋 幸喜吉沢 久嘉森岡 真知子風間 睦美井上 昇山脇 直邦稲垣 健二津田 信明
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1984 年 13 巻 2 号 p. 997-1000

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抄録
物理化学的アフニイティタイプの免疫複合体吸着材(旧称I-02, 改称IM-T)はポリビニールアルコールゲルにトリプトファンをリガンドとして固定したものである。このリガンドをフェニールアラニンに代えることにより選択性がさらに優れた免疫複合体吸着材IM-Pを開発した。
IM-Pの生体適合性を主として凝固線溶系因子への影響について検討した。犬を対象にIM-P血漿灌流実験をヘパリン化抗凝固法および局所チトラート化抗凝固法にて施行した。血球成分や血液生化学分析にて本吸着材による影響は無視し得る程度で臨床上問題とならぬことを確認した。血液凝固線溶系因子, 第XII因子, α2, Plasmin inhibitorは殆ど変化しなかった。フィブリノーゲンは軽度に減少が認められた。臨床応用において, リウマチ疾患やSLEに臨床試用を行い, 満足すべき成果を得っっある。今後さらに症例を増加し臨床評価を行うとともにさらに研究を続ける予定である。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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