人工臓器
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三尖弁位における各種人工弁の水力学的検討
山田 太郎長谷川 隆光北村 信三大平 政人進藤 正二陸川 秀智塩野 元美島田 亮今村 好孝折目由 紀彦瀬在 幸安
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1989 年 18 巻 2 号 p. 727-730

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抄録
現在三尖弁位の代用弁置換術に関しては、代用弁選択の面で問題の多いところであり、そこで今回、我々は三尖弁位に診ける代用弁の選択にあたり、代用弁の拍動流下水力学的特性を実験した。
拍動流下洞調律時では拍出量は各種代用弁に有意な差は認められなかったが圧較差は生体弁は機械弁に比べて高値を示し有効弁口面積に関してはSJM弁が最大となった。心房細動時では洞調律と比較してSJM弁は有効弁口面積で約10%以下の減少で最も少なく、最も優れた結果となった。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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