人工臓器
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左心補助人工心臓(LVAD)駆動時の肝、腎循環に関する実験的検討
上床 邦彦永田 昌久塩井 健介三枝 裕幸加藤 真司間瀬 武則岡崎 信彦土岡 弘通
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1992 年 21 巻 2 号 p. 390-393

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抄録
左心補助人工心臓(LVAD)の駆動時相の相違による末梢循環への影響を調べるため、肝、腎の血流量および組織血流量を測定した。拡張期駆動5例(I群)、収縮期駆動5例(II群)、固定レート駆動5例(III群)にてそれぞれ2時間駆動した。さらに腎皮質組織血流量、腎髄質組織血流量を測定し、腎組織血流分布について検討した(5例)。総流量(自己心拍出量+補助流量)は3群間で有意差は認めなかった。肝動脈血流量、肝組織血流量は3群ともLVAD駆動前後では有意差はなかった。腎血流量は3群間に有意差はみられなかった。腎皮質組織血流量はI群、II群では安定していたが、III群では不安定で有意に低下した。それに比べ腎髄質組織血流量はI群、II群よりIII群では有意に増加した。LVAD駆動前後に測定したEmaxにて3群間の心機能に変化がみられなかったことを確認した。LVADは各群とも全身循環も良好に保たれるが、組織レベルでは腎循環は駆動法の相違による影響が考えられた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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