人工臓器
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DDDペースメーカー113例の植え込み経験
香川 潔佐藤 正田中 一穂大谷 肇福中 道男今村 洋二
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1992 年 21 巻 2 号 p. 666-668

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抄録
我々は1982年から1991年5月までに113例のDDDペースメーカー(PM)植え込み術を経験した。今回これら113例をPMの機能から前, 中, 後期の3期に分類し, 各時期での適応疾患の変化, PMTの発生率, モードの変更率等を検討した。前期(PMT protection機能を持たないPMを使用), DDD総数は19例でAVBの28%, SSSの15%にDDDが採用された。モード変更は21%に, PMTの発生は37%に認めた。中期(PVC後心房不応期延長機能を持つPMを使用), DDD総数は40例でAVBの53%, SSSの52%にDDDが採用され, モード変更は15%に, PMTの発生は5%に認めた。後期(PMT停止アルゴリズムをもつPMを使用), DDD総数は54例でAVBの83%, SSSの63%にDDDが採用された。モード変更は2%に行われ, PMTの発生は4%に認めた。PMの進歩によりPMTの発生, モードの変更は減少し, 各疾患に対するDDD採用率は増加してきている。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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