抄録
血漿分画製剤のための原料血漿を確保することを目的として開発した定圧濾過型採漿システム(CPAS-II: Constant Pressure Apheresis System-type II)の臨床評価を行い、その有用性を確認した。19名のドナーに対して、1回の採血量200mlとして5回、あるいは採血量400mlとして3回の採血を行った。1回採血量200mlにおいては平均358mlの血漿を35分で、また400ml採血においては平均453mlの血漿を31分で採取し得た。ドナーには副作用は全くみられなかった。本システムは一定圧力下で採漿を行うため血漿分離の制御が簡単である。そのため装置が小型で簡略化されており移動採血車内に於いても十分実施可能であると考えられ、今後の原料血漿確保のための有力な手段の一つになり得るものと考えられる。