人工臓器
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LPS固定化ビーズによる体外免疫賦活療法
阿部 元谷 徹沼 謙司遠藤 善裕吉岡 豊一青木 裕彦松田 孝一花沢 一芳蔦本 慶裕荒木 浩横田 徹小玉 正智
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1992 年 21 巻 3 号 p. 1158-1162

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抄録
グラム陰性桿菌由来のlipopolysaccharide(LPS)は、毒性とともに強力な抗腫瘍作用を有している。この毒性を発揮させることなく抗腫瘍作用を利用する目的で、LPS固定化ビーズを開発した。担癌C3H/HeNマウスに対する抗腫瘍効果を、E. coli LPS固定化ビーズで刺激された活性化脾細胞とlymphokine-activated killer(LAK)細胞で比較すると、活性化脾細胞はLAK細胞に比べて有意に腫瘍増殖を抑制し、生存日数を延長した。転移性肺腫瘍SDラットに対する肺転移抑制効果を、S. minnesota LPS固定化ビーズで刺激された活性化脾細胞とLAK細胞で比較すると、活性化脾細胞はLAK細胞に比べて有意に肺転移を抑制し、高率に腫瘍の完全治癒を得ることができた。担癌ラットに対するdirect hemoperfusion (DHP)では、わずか一回だけの施行で有意な腫瘍増殖抑制効果が認められた。以上より、LPS固定化ビーズを用いたDHPは、LAK療法より強力な体外免疫賦活療法となる可能性が示された。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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