人工臓器
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新しい除水制御機構をもった透析装置の開発とその性能
桜井 謙次高木 豊巳斎藤 明原口 成人
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1992 年 21 巻 3 号 p. 977-981

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抄録

除水コントロール装置標準装備が当然となった最近の透析装置は、高性能ダイアライザーの使用を容易にし、血液浄化療法に大きく貢献している。しかし、それに伴い部品点数が増加し、装置を複雑化している事も事実である。そこで、高性能ダイアライザー使用時においても、高除水精度を維持しつつ装置の簡素化を図った。その結果、構造部品で3分の2削減し、しかもトラブルを起こし易いポンプ、電磁弁等の動的部品は半分以下に削減した除水制御システムを開発した。本システムの基本動作は、TMP制御による除水であるが、ECUM時のTMP測定ではなく、透析液流量のある状態でのTMP測定である事もあり、高い除水精度を得る事が出来た。高性能ダイアライザー使用でのin vivoで、除水量3448±747gにおける除水誤差は-73.6±101g(N=45)と精度の高い結果を得た。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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