人工臓器
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新しいIABPコラートBP-17例の使用経験:自動モードにおけるバルーン駆動タイミングと自動ウィーニング機能に関する検討
西村 元延中埜 粛金香 充範宮本 裕治門場 啓司川田 博昭張 釖嶂雨宮 彰佐藤 尚司松田 暉
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1993 年 22 巻 3 号 p. 620-623

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抄録

新しく開発された大動脈内バルーンポンプコラートBP-1を教室および関連2施設において7症例に使用し、自動モードにおけるパルーンタイミングと自動ボリューム・ウィーニング機能を中心に検討した。自動モードとマニュアルモードである心電図トリガーモードの両モードにおける血行動態の比較では、心拍出係数、肺動脈楔入圧とも両モード間に有意の差を認めなかった。自動モードにおけるバルーン駆動タイミングは、dicrotic notchとballoon inflateの時間の差およびECGのR波とballoon deflateの時間の差からみるかぎり、そのばらつきはきわめて少なかった。自動ボリューム・ウィーニング中における拡張期のaugmentation圧は時間とともに減少する負の直線相関関係を示した。以上より、コラートBP-1の自動モードにおけるバルーンタイミングは安定しており、自動モード駆動においてもマニュアルモードと同等の心補助効果が得られ、また自動ボリューム・ウィーニングを使用することによりIABPからの無段階的なウィーニングが可能であると考えられた。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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