人工臓器
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限外ろ過機能を有する新しい膜型肺―“人工腎肺”の開発
西田 博遠藤 真弘小柳 仁鈴木 進桑名 克之中西 光
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1994 年 23 巻 1 号 p. 234-237

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抄録
人工心肺回路・操作性の簡略化、低プライミングボリューム化等を目的とし、中空糸を用いた膜型肺と、限外ろ過装置を直列に一本化し、血液濃縮能を有する人工肺を試作し、その性能にっき検討を加えた。限外ろ過部も外部灌流型とした。一体化による問題点は認められず、血液流れ、配糸形態、膜面積の調節等により、満足すべき性能: 酸素移動量:336ml/分(血流量6L/分)、ろ過速度:6.2L/時間(血流量4L/分、Ht25%)が得られた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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